
2018年10月に長女を出産し、2021年3月に第二子出産予定のomameです。
悪阻…思い出しただけでも胸焼けが。私は第一子も第二子もしっかりと悪阻が出たタイプの妊婦でした。仕事をしながらの悪阻。本当に本当にしんどかった…。1度目も2度目も職場をかなりお休みしました。そんな時ある制度を利用したので有給を全て使わずに済みました!
悪阻の辛さは人それぞれ


周りを見ると同時期に妊娠した友人や同僚でも本当に驚くほど無症状の人もいて、その差に愕然とした記憶があります。



悪阻は様々な症状があり、さらにその症状の出方も人それぞれ。仕事をしている妊婦さんなら(もし職場に妊婦さんがいた場合)他の人がと比べてしまい、その人と同じ事を同じだけ出来なくてはいけない!っと頑張りすぎてしまう事が多いのではないでしょうか。
また、むしろ職場に何人か妊婦さんがいる環境ならまだいいかもしれません。男性社会の中で一人だけポツンと妊婦という場合はもっと気を張っているかと思います。
私が経験した悪阻
<第一子>
5〜7週:ムカムカする程度でなんとか仕事はこなせる
8〜10週:究極な匂い悪阻。どんな匂いもだめ。吐けなくて辛くていつも込み上げてくるムカムカ。リンゴしか食べられず、水分は一日200ml以下。シャワーの匂いもだめ。一気に体重が3キロ落ちる。点滴を時々受けに行きながら仕事をする。
11週:ランチタイムにヨーグルトなどリンゴ以外も少し食べられる。一日500mlくらいならイオンポカリスウェットなら飲める。
12週:体重がトータルで4キロ落ちる。5キロ落ちたら入院と言われるがギリギリセーフで乗り切る。
13〜14週:昼間限定でシャケおにぎりが食べられるようになる。小さいおにぎりを何個か作って分食した。17時以降は気持ち悪さが増すので食べられず。
15〜16週:夜に少し食べられるようになる。
17週:3食食べられるようになる。
<第二子>
5〜6週:食べないと少しムカムカ。仕事はみんなにバレなく可能。
7〜8週:食べたいものが見つからなくて辛い。常にムカムカ。水分が今回も取れず、一日200ml以下。ポカリも今回は飲めず。18時以降の吐き気が強い。脱水状態で毎日点滴。みかんだけ食べられる。一気に体重が4キロ落ちる。
9〜10週:ランチで生姜を混ぜたご飯なら食べられる。おにぎりにして職場に持って行き分食。低血圧になることがあり長時間立てない。
11週:朝ごはんの食欲は改善。昼は同様に小さいおにぎり。夜ご飯は相変わらず食べられないが、4キロ以上は減っていないので今回も入院はギリギリセーフ。
12〜13週:日中は何か口にしていればムカムカを抑えられる。夕方以降は気持ち悪いけれど、生姜ご飯を少しづつ食べられる。
14週:食べることが美味しいと感じられるように。少しづつ3食食べられる。



終わりが見えない悪阻に対する不安
第一子の時も第二子の時も、とにかく人によって悪阻の終わるタイミングは違うため、いつ終わるのかが分からないことが1番辛くしんどかったです。



お腹の赤ちゃんが元気に成長していることだけが唯一の救いでした。職場ではこの悪阻でかなり迷惑をかけることとなったため、上司とも話し合い、周りのスタッフにも妊娠していることを早めに伝えていました。みんな優しく私を心配し気遣う言葉掛けをしてくれたため精神的にとても助けられました。
妊娠前に職場環境を整えるための工夫についてはこちら↓
https://omame24.com/second-pregnancy/
有給が減っていく不安
第一子の時は初めての妊娠で悪阻ももちろん初体験。これが我慢できるレベルの辛さなのか分からず、みんなこのくらいのことは我慢して頑張っていると自分を叱咤しながらなんとか仕事にいく日々でした。
それでも無理な日もあって何日か休みをもらったりもしました。悪阻の辛さの他に心配なこととして、段々減っていく有給の残日数にも焦りを感じました。妊娠する前に旅行で半分くらいの有給を使っていたため元々残りの有給日数が少ない中で、一日一日と具合が悪い日に使用し、残りが三日くらいになっていました。



そんなある日、私は職場で低血圧と貧血により倒れました。
有難い上司からの助言
とにかく、働ける日にはギリギリでも働かないといけない!っと自分を奮い立たせて働いていた私をしっかりと見てくれていた上司。倒れてベッドに横になっていた私のところに来てこう助言してくれました。
「あなたが、今他のスタッフに迷惑をかけないようにと頑張っているのはわかる。そして、もう有給の数も少なくて心配しているのもわかる。すごく頑張って、頑張りすぎていると思うよ。産婦人科の先生に相談して診断書を書いてもらうといいよ。病休で休むことができるから。悪阻が治ってから戻っておいで。」と言ってくれました。



傷病手当制度とは
上司が言っていた“病休で休む“と言うことは、つまり“有給を使用しないで休む“ということです。ではその間の給料はどうなるのか?
ここに発生するのは傷病手当金になります。分かりやすくこちらのサイトで説明してくれています。
https://chocoa.me/blog/syobyoteate
辛い時には診断書をもらうべし!
悪阻が辛くて点滴に通っていた時何度も“産婦人科の先生から仕事はするべきではないよと言ってくれないかな“っと淡い期待をしていましたが、先生から言われることは一度もありませんでした。



この時の上司の助言通り、私はその日のうちに産婦人科を受診し主治医に上司の言葉を伝え、妊娠悪阻の診断書を書いてもらうことができました。
診断書は長くて2週間単位でしか出せないと言われたため、2週間分出してもらいました。その2週間後の診察でまだ悪阻が改善しておらずむしろ悪化していたため、さらに2週間追加の診断書を出してもらい、合計で1ヶ月の病休をいただきました。
第二子の時にはこの知識があったため、しんどくなった7週の時に自分でお願いして2週間の診断書をもらいました。(そのため毎日点滴に通うことができました)
気遣ってもらえない職場だからこそ診断書を!
しつこいようですが、診断書をもらって下さい。私のように職場の上司が理解ある人ばかりではないと思います。そんな職場だったら尚更。病院の医師からの診断書は強い効果を発すると思います。



私の周りの妊婦さんやママに聞いても、入院レベルで悪い人ではない限り基本的に産婦人科の先生から「診断書を書きましょうか?」とは言われないようです。なので、自分から言う!これは自分や赤ちゃんを守るためでもあります。仕事を休むことの罪悪感ももちろんあると思いますが、悪阻がひどい中で働いていてもいつもの半分以下の働きしかできないと思います。
ここは、一度グッと休んで。また戻ってきたらしっかり働きます!という気持ちでいても良いのではないでしょうか?そして、診断書を提出したら職場の事務の方から傷病手当の用紙をもらうことをお忘れなく!